雪加blog

映画、読書、日々の事・・・

ロング・グッドバイ・・

村上春樹の新訳版です。(といっても2010年なので・・)

ハードボイルド?・・に興味があまりなくて読んでいませんでした。

村上さんのエッセイに何度も登場するので読んでみました。

 ・・・

 

ひゃ~面白かった!

かなり厚いので時間もかかりましたがジャンル分けで省いてしまうの

はもったいない。

ミステリーを読み解く面白さ以上に登場人物の人物描写、

情景描写が素晴らしいです。

読み手を飽きさせないとはこういう事か・・・

読みながら頭の中で状況や人物を再現するのがワクワクします。

メインのストーリー以外にもそれに向かわせる小さなストーリー

や脇役までが丁寧に興味深く描かれていて・・♪~

 

終わりに翻訳者の長い解説がありますが内容が濃すぎて

素晴らしいです。難しくてわからない部分もありますし、まるで

講義を受けているよう・・レイモンド・チャンドラーの対比として

ヘミング・ウェイが語られていますが、これも読んだことなく

チャンドラーの後はヘミング・ウェイを読んでみよう・・

・・そうやって村上さんの周りを読むだけで精一杯なので

最近の色々な小説まで読めませんが・・

 

新刊の『騎士団長殺し』はこの小説とダブる部分があります。

人物の描き方とかメインのストーリー以外の枝葉のような小さな

ストーリーが丁寧に描かれている所とか・・

普通あっさりと描かれるような部分をしっかり生きいきとさせること

でメインのストーリーをさらに魅力的な話に持って行ける?・・

 

何か色々なことに通じるな~なんてね。

 

次はチャンドラーの『リトル・シスター』です。

(夫が読んだのでほとんど家にあります。)